冷間圧造用炭素鋼(ＪＩＳ Ｇ ３５０７－２ ・ 種類記号ＳＷＣＨ８Ｒ, ＳＷＣＨ１０Ｒ, ＳＷＣＨ１０Ａ, ＳＷＣＨ１２Ａ)を使用しキャスター、コンベアー等比較的軽荷重の回転部分の使用に適しております。
材料
材料鋼球の材料は、原則としてJIS G 3507-2(冷間圧造用炭素鋼-第2部:線)のSWCH8R、SWCH10R、SWCH10A、SWCH12R、SWCH12A及びSWCH15Aによる。
材料成分は、【規格 自転車用炭素鋼球】付表2をご参照下さい。
圧砕荷重の最小値が必要な場合には、次の実験式から求めることができる。
P=85.9Dw1.733×9.81×0.8(N)
{P=85.9DW1.733×0.8(kgf)}
ここに、 P:圧砕荷重(最小) Dw:呼び直径(mm)
品質
| 等級 Grade | 呼びの 適用範囲 Applicable Range of Ball Size | 直径の 寸法差 Deviation of ball lot from nominal diameter (μm) | ロットの直径の 相互差(最大) Variation of ball lot diameter(Max.) (μm) | 真球度 (最大) Deviation from spherical form(Max.) (μm) |
|---|---|---|---|---|
| SA | 2mm～7/16 | ±5 | 5 | 4 |
| A | 2mm～1 | ±5 | 6 | 6 |
| S | 2mm～1 | ±6 | 15 | 15 |
| 特級 | 2mm～1 | ±40 | 30 | 30 |